特に2年生は、総合制作実習の追い込みに更に力が入ったようです。
魔鏡製作は、長かった手仕上げの技能向上に一定の評価ができたため、いよいよ最適な魔鏡現象を得るための実験が開始されました。
今回の実験では、切削時における材料に係る内部応力により魔鏡現象を得ることが目標です。従来の手仕上げのみでの魔鏡現象を得るよりも効率化を図った加工工程となるように学生が考えました。
この日のために実験材料を固定する治具の製作を行ってきました。
実験材料が薄いため、この治具により実験材料を固定してやすり加工していきます。
今回の実験材料の裏面形状は、このような円形の溝を加工しています。
表面は、鏡面となるため研磨剤で磨いています。多少傷が残っていますが、デジカメが鮮明に写るくらいに磨きあげています。この作業も手仕上げで行っています。
果たして実験が成功したのでしょうか?
黒い背景の中に裏面の溝形状と同様の魔鏡現象を得ることができました。実験は成功と思われましたが、中心より下側に黒い円状の模様が出てしまっています。加工時の内部応力が原因でしょうか・・・。
評価としては、鮮明な魔鏡現象が得られなかったということで残念な結果です・・・。
しかし、学生は新たな実験を検討しているようです。この加工方法で魔鏡現象を得ることができれば、従来より大幅な加工時間の短縮が見込めます。
伝統技能と習得してきた加工技術をコラボレーションしてものづくりを考えています。さすが当科の学生です!
がんばれ!魔鏡製作!!
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