2014年10月30日木曜日

総合制作実習を頑張っています。

今年度も半期が過ぎ、総合制作実習(卒業制作)の追い込み時期が近づいています。

構想・各種設計を進めて加工に進んでいる順調なチームもあれば、今以上に努力が必要なチームも出てきています。まずは、中間発表に向けて作業を進めて行きましょう。

設計では、仕様書を基に構想設計等を踏まえて2次元、3次元CADで図面を起こしていきます。その設計図を基に部品加工を行い、組立調整を行います。課題の中には、電気等の力により装置を動かす装置もあります。このように、ものづくりの一連の流れを習得できる有意義な実習です。

今年度のテーマについては、こちらをご覧ください。

福祉関連の製作物を目標に車いすのフレームを検討中しています。
持ち前の底力を見せよ。車いすチーム!!



真剣な眼差しで設計に打ち込んでいます。発電機も自作で製作します。頑張れ!風力発電チーム!



射出成型の金型チームは、レゴブロックとルアーの製作に向けてモールドベースの設計を行っています。試作は、発泡ウレタンでモデルを製作しています。樹脂製品で魅せよ。金型チーム!



マーブルマシン(ビー玉コースター)チームは、力学を考慮してビー玉を転がす装置を製作中です。ピアノの鍵盤???音も鳴らすのでしょうか?ものづくりを通して子供たちに夢を与えよ。マーブルマシンチーム。



1枚歯の歯車製作チームは、旋盤で樹脂を加工しています。インボリュート曲線をCADで描くのに苦戦中です。持ち前の根性で乗り切れ。自治会長を中心とした歯車チーム。




僕は腕で勝負します。これがきっかけで始めた魔鏡製作。手仕上げは、一朝一夕で身に付かず、夏には汗だくで技能の向上に努めました。いよいよ魔鏡現象を確認する実験の開始です。
魔鏡現象をみんなに披露せよ。魔鏡製作。



総合制作実習も後半戦です。自分達で計画通りに作業できるように管理をしていきましょう。
また、寒暖の差が激しい季節ですので、体調管理には十分に気をつけましょうね。




2014年10月29日水曜日

続々 就職・進学活動への道 完結編 おかげさまで就職・進学率100%を達成しました!

本日、生産技術科2年生の就職・進学率100%を達成しました!

学生達は、就職に向けて入学当初より各種取り組みを行ってきました。
①将来を見据えた自分の強みづくり(技能検定・各種競技会への参加、サークル活動等)
②自己分析
③企業研究
④これらを踏まえて昨年12月から就職活動のエントリー
⑤企業説明会や就職試験 等

進学者は、技能・技術の向上はもちろんですが、自分の強みづくりにも励んできました。

自分を信じて努力を継続してきた証であると考えます。

ちなみに、関連職種や出身(希望)地域も全て満たした100%です。

学生諸君、本当におめでとう!!!努力してきた甲斐がありましたね。

今後は、就職・進学先に向けて更なる技能・技術の向上を計り、社会に貢献できる実践技術者として活躍できることを願っています。

これからは、総合制作実習の追い込みがありますので、気合を入れて頑張りましょう!

2014年10月27日月曜日

ものづくり小話 その3(やすりに使われるつぼマークの由来)

前回の小話の続きです。国産の鉄工やすりの中には、商標マーク(つぼマーク)が付いています。

このマークの由来には諸説はありますが、

(1)やすり用の味噌を保存する壷からきているという説
(2)師匠すじの大阪の壷井豊次郎さんの名字の「壷」からきているという説 と言われています。

(1)のやすりに味噌をどのように使っているのであろうか・・・?
理由は3つあると言われています。

①完全焼入れが容易になる

②焼割れ防止

③鉛の付着防止

何故焼入れ時に味噌を付けるのであろうか・・・?
焼入れを行う際の材料の温度は、800℃近い高温です。
その材料を水で冷やす際に水蒸気が発生しますが、この水蒸気の膜によって冷却が悪くなって均一に焼きが入らなくなります。
材料に味噌を塗った焼入れは、この水蒸気の膜が破壊されて均一に焼きが入るそうです。

また、やすり表面には、凹凸模様があるために被削材を切削できますが、この凹凸が焼入れの際に割れの原因にもなります。そのため、味噌を塗ることでこの凹凸を埋めてしまい、割れるのを防いでいるようです。

知れば知るほど、やすりに興味が沸いてきます。
今後やすりをお使いの際には、ちょっと視点を変えてやすりの観察をしてみましょう!

ちなみに海外製のやすりの焼入れでは、日本製のように味噌を塗っていません。
では、何を塗って焼入れをしているのか・・・。

次回報告できたら・・・ と考えています。乞うご期待!

2014年10月24日金曜日

基礎工学実験 金属材料の実験を行いました。

本日の1年生は、「ヤング率」の測定実験を行っています。

座学の材料力学で学んだ内容を実験を通して検証していきます。
実学融合という形での金属材料の勉強です。

まずは、実習場での作業となるため、ワンポイントKY(危険予知)を行いました。



作業開始前に「タッチ・アンド・コール」で安全に対する意識高揚を図っています。

「ゼロ災で行こう! ヨシ!!」




いよいよ実験です。
今回は、各種金属材料におもりをかけてたわみ量を測定し、ヤング率の理論値を実験値を比較して考察を考えます。



測定時には、「視差」に注意して、たわみ量を測定しましょう!
念入りに確認していますね。


次回までにレポート提出です。質問大歓迎です!
納期までに頑張って作成しましょう。

2014年10月23日木曜日

ものづくり小話 その2(やすりとつぼのマーク?)

前回の「やすりの語源」から引き続き、やすりについての小話です。

鉄工やすりを観察するとやすり面の下部(赤い円の部分)に製造メーカーのロゴが入っています。国産のやすりの一部には、何やら「つぼのマーク」の中に漢字が書かれています。「壷●」という企業様も多数おられます。


メーカーのロゴ

先生~!何でやすりには「つぼのマーク」が付いているのですか?
本当だぁ~!違うメーカーのやすりにも「つぼマーク」があるわぁ~。

やすりをこよなく愛する私は、やすりについていろいろと調べるうちに面白いことが分かりました。何故つぼのマークが使われているかというと・・・。

続きは、次回ご報告します。乞うご期待!




2014年10月22日水曜日

ものづくり小話 その1(やすりの語源)

皆さんは、やすりを使ったことはありますか。
身近なところでいうと、爪切り後に行う爪やすりや工作などで紙やすり等を使った事があるかと思います。

ものづくり分野では、機械加工された金属材料などの角をやすりで削る「面取り」や高精度な「仕上げ加工」を行うとき等にやすりを使います。このやすりを大別すると「鉄工やすり」と「組やすり」に分けることができます。


鉄工やすり



組やすり


国産やすりは、広島県呉市仁方地区で多くのやすりが作られています。国内シェア95%を占めており、我々ものづくりを行う上で無くてはならない工具です。

そもそも、「やすり」の語源は、何に由来しているのでしょうか?
諸説はありますが、

「ますますきれいに磨くもの」の「弥磨(いやすり)」

「鏃(やじり)を擦るもの」 

等が語源と言われています。

やすりについて調べれば調べるほど奥深い工具です。

当校の学生達もこの「やすり」を使って各種切削加工を行っています。
実習風景は、こちらをご覧ください。

今年度の総合制作実習では、このやすりを用いて手仕上げ技能を駆使した「魔鏡」を製作中です。
製作風景等を後ほどアップします!お楽しみに。

次回は、「やすりとつぼのマーク?」と題して小話をします。では。

レポート作成を頑張っています。

本日の1年生は、基礎工学実験の課題を終えて、レポート(報告書)を作成しています。

学生:あのぉ〜 先生! 今更手書きでレポートを書くのですか?


先生:まずは、初めてレポートを書くので、レポートの書き方に慣れてもらうために手書き(ボールペン)で丁寧にレポートを書いてもらいます。記述に誤りがあると修正ができませんからね。気をつけて作成しましょう!間違ったらやり直しですよ〜。


学生:えぇ〜っ。まじですか・・・。

先生:さぁ、効率良くレポートを作成しないと提出期限に間に合いませんよ。今まで学んできたレポートの書き方に沿って頑張って作成しましょう!


学生:よぉ〜し!頑張ってまとめるぞぉ〜。
火花の出方で、炭素含有量が多いと破裂が多くなって・・・。

先生:質問があれば、どんどんしましょう!
頑張って下さい!

2014年10月18日土曜日

本日、入試がありました。

今日は、次年度入学に向けた入試がありました。
受験された方は、十分に力を発揮されたことと思います。本当にご苦労様でした。

今後は、各種推薦・一般入試等があります。ものづくりに興味のある方は、是非挑戦して下さい!
入試に関する詳しい内容は、当校ホームページの「入試情報」でご確認下さい。

また来週金曜日には、受験対策講義付き 学校見学会が開催されます。
当校受験をお考えの方は、是非ご参加ください。
このお申込み(エントリーフォーム)は、「こちら」よりお進み下さい。

多数のご参加をお待ちしております!

2014年10月12日日曜日

学校祭が開催されました。

昨日から2日間にかけて学校祭がありました。
本日は、ミニ四駆のものづくり体験&タイムトライアル大会を行いました。



ものづくり体験では、丁寧に組み立て作業を行いました。

大会模様は、「校長の長い一日」をご覧ください。

多数のご来場ありがとうございました!来年もお楽しみに!!!

2014年10月8日水曜日

ついに完成!製図教育 自作教材をアップしました! 投影図と等角図の問題・解答&3Dプリンタ用立体モデルデータ 基礎製図の導入にお使いください!

ようやく出来ました製図用教材をご紹介します。

ものづくりを行う上で、図面というものは非常に重要になります。この書き方や読み方を初めて学ぶ時に形状の認識に戸惑う事もあります。形状のある面を正面として、横や上から見た図で立体形状を表すのが投影図です。
この投影図を学ぶ上で、実物の立体形状を手にしながら投影図や等角図の問題を解くことができると理解度促進につながるのでは?ということで、3Dプリンタで製作できる立体モデルのデータも作ってみました!

投影図・等角図の問題・解答は、「PDF形式」です。



また、3Dプリンタをお持ちの方は、3Dモデルをダウンロードして製作して下さい。




ダウンロードについては、当校ホームページ「生産技術科通信」の下段にあります。
また、ブログ右側のバナーより進んでください。

少しでもお役に立てたら幸いです。どうぞご活用ください!

ポリテク祭2014 ものづくり体験(ゴム銃の組立) 

ものづくり教室を下記の通り開催します。


日時:平成26年10月11日(土)
    12:50~(受付)
    13:00~(ものづくり教室)

会場:京都職業能力開発短期大学校 10号館
http://www3.jeed.or.jp/kyoto/college/access.html


参加費用:無料(先着順)


対象者:どなたでもOK!


内容:レーザーカットされたアクリル板をねじ止めして組立ます。
組立後は、強制滑斜式の5連発銃として輪ゴムを飛ばして遊ぶことができます。



数に限りがありますのでものづくり教室を希望される方は、お早めにご来場ください!お待ちしています。



2014年10月6日月曜日

台風18号

本日は、台風18号の影響で午前中が休校となっております。
当校北側に位置する五老ヶ岳は、いつもきれいに見えますが今日は靄がかかっておりました。
先程から雲の切れ間から青空も見えるようになり一安心です。



先程、舞鶴市に出ておりました各種警報は、全て解除されました。
午後からは、平常授業となります。
学生は、気をつけて当校して下さいね。


2014年10月3日金曜日

初めての実験!そしてレポート作成!

本日、一年生が初めてのの実験を行いました。
内容としては、「お湯をわかす」

水が沸騰するまでの時間と温度を測定する。
その時、条件として
1、沸騰させる。



2、蓋をして、沸騰させる。



3、攪拌しながら、沸騰させる。


というものです。

役割分担をし、互いに協力し合いながら行いました。

真の目的として、温度と時間の関係を最小自乗法を用いて数式化し、グラフにする。
また、グラフだけでなく、実験内容をまとめてレポートにする。

週末等を利用して、レポートを作成し、火曜日の提出を目指す!

レポートには、目的、理論、考察等様々な内容があります。
頑張ってまとめて下さい❗️

続 就職・進学活動への道

本日から後期の授業が始まりました。
1年生は、就職・進学活動の準備期間を控えた大切な時期として、
2年生は、総合制作実習の追い込みや卒業に向けて、気持ちを新たに授業に取り組んでおります。

生産技術科の就職・進学内定状況ですが、約91%(H26.10.3現在)となりました。
来週以降に就職活動を控えている学生もおり、内定をいただくために熱が入っております。
就職活動の終止符も近付きつつあります。今後の学生の取り組みに期待します!