2014年10月22日水曜日

ものづくり小話 その1(やすりの語源)

皆さんは、やすりを使ったことはありますか。
身近なところでいうと、爪切り後に行う爪やすりや工作などで紙やすり等を使った事があるかと思います。

ものづくり分野では、機械加工された金属材料などの角をやすりで削る「面取り」や高精度な「仕上げ加工」を行うとき等にやすりを使います。このやすりを大別すると「鉄工やすり」と「組やすり」に分けることができます。


鉄工やすり



組やすり


国産やすりは、広島県呉市仁方地区で多くのやすりが作られています。国内シェア95%を占めており、我々ものづくりを行う上で無くてはならない工具です。

そもそも、「やすり」の語源は、何に由来しているのでしょうか?
諸説はありますが、

「ますますきれいに磨くもの」の「弥磨(いやすり)」

「鏃(やじり)を擦るもの」 

等が語源と言われています。

やすりについて調べれば調べるほど奥深い工具です。

当校の学生達もこの「やすり」を使って各種切削加工を行っています。
実習風景は、こちらをご覧ください。

今年度の総合制作実習では、このやすりを用いて手仕上げ技能を駆使した「魔鏡」を製作中です。
製作風景等を後ほどアップします!お楽しみに。

次回は、「やすりとつぼのマーク?」と題して小話をします。では。

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