2014年11月12日水曜日

総合制作実習 車いすチーム 応力解析編

本テーマは、社会で困っている事をものづくりを通して形にしたいという想いから初まり、社会で役立つ製品な何か?と検討する中で高齢者社会に焦点を当てました。体の不自由な方々に対して製品を作りたいということで「車いす」の製作を開始しました。

学生達は、見学した際に車いすの図面を見せていただき、非常に参考になったと話していました。

現在の進捗状況は、車いすフレームの応力解析を行っています。
解析は、3DCAD(SolidWorks)を用いて行っています。

車いすの見学・調査としては、福祉器具の販売・レンタル事業を展開されている株式会社セリオ様にご協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

まずは、フレームのモデルを検討しました。


このモデルを基に、応力解析を行いました。まずは、座る部分のみを簡略化して解析を行いました。赤と青の表示がありますが、赤が許容応力を越えている危険な部分です。
ちなみに、安全率は7に設定をして行いました。


赤で表示された危険な部分を安全な状態にするために、フレームの補強を検討しました。


この補強したモデルで再解析を行った結果、良好なデータを得ることができました。


現在は、解析段階で実際のフレーム製作に入っておりませんが、早急にフレームの完成を目指しています。フレームは、機械加工や溶接が主となります。本学生達は、昨年度溶接の実習を行っております。練習を重ねながら技能の向上につながることでしょう。

学生達は、昨年度溶接を学んだ事をフルに活かして、指導していただいた先生に製品が完成することで恩返しできるものと考えていると話していました。熱い想いを語ってくれてありがとう!指導していただいた先生にも想いがきっと伝わっていますよ。がんばって完成してポリテックビジョンで表彰台に立とう!!!

今年度の総合制作実習のテーマは、こちらからご覧ください。

2 件のコメント:

  1. 伝わると良いですね♪

    返信削除
    返信
    1. もやしさん、コメントありがとうございます。学生達は、日々成長しています。この成長こそが、我々指導員の励みですね。きっと伝わっていると思いますよ!!

      削除