2014年11月15日土曜日

総合制作実習 魔鏡製作 実験準備編

魔鏡とは、鏡面から太陽光などの点光線を反射させ、この反射光の中に鏡面の裏面模様が映し出される不思議な鏡です。詳しくは、こちらをご覧ください。

総合制作実習の魔鏡製作では、いよいよ魔鏡現象の発生状況を確認する段階に入りました!

実験材料を削るためのNCプログラムが完成したという事で、マシニングセンタを用いて材料の加工を行いました。

まずは、機械に材料を固定して原点設定を行い、プログラムの確認等の段取りを行いました。


全ての確認ができたので、加工開始です!


写真の白い液体は、水溶性切削油です。硬い刃物で材料を削りますと熱が発生します。この熱を冷却するために用います。また削った材料の切り屑を流す等、色々な役目をもった油です。

こちらは、実際に完成した実験材料です。


幅の異なる円状の溝を削りました。この実験材料は、幅の違いによる魔鏡現象の確認で用います。

この加工された面の裏側が鏡面となるため、その面をやすり加工と研磨を繰り返していきます。

加工後は、鏡面に太陽光等の点光線を当てると反射光の中に裏面模様が浮かび上がるはずです。

どれくらいの肉厚になると魔鏡現象が確認できるのか・・・。実験結果が楽しみですね。

しかし、これから冬を迎えます。日本海側に位置する当校は、日照時間が少なくなるので太陽光での魔鏡現象の確認は難しいですね。今でもこのような感じです。晴れたり曇ったりと・・・。



太陽光に変わる光源とは、・・・。学生は、いろいろと検討しているようです。

自分の腕を信じて、高精度な魔鏡を完成させよう。そして、ポリテックビジョンの表彰台に立とう!!

今年度の総合制作実習のテーマは、こちらからご覧ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿