2015年8月31日月曜日

夏休み明けの授業 学生達は、元気な姿を見せてくれました。

夏休みも終わり、本日より授業開始です。


学生達は、夏休みにいろいろと経験を積んできたようです。


夏休み中をボランティア活動や就職活動を軸に過ごした学生もおりました。


成長した姿を見せてくれた今日この頃でした。



2015年8月27日木曜日

ものづくり小話15 電車のつり革の耐荷重は、どのくらい???

ご安全に!生産技術科です。

本日も鉄道にまつわる「ものづくり小話」です。


電車内に設置されているつり革ですが、満員電車では必須ですよね。

先日も、このつり革にお世話になりました。


つり革には、電車が揺れるたびに大きな力がかかっています。

つり手の素材を調べてみると、時代に沿って移り変わっていました。

・明治末期:牛革
・大正初期:牛革と籐(ラタン)
・昭和前半:牛革と合成樹脂など
・昭和後半:合成樹脂

学生との会話の中で、「つり革は、どのくらいの力まで耐えられるのでしょうか?」と聞かれたことがあります。

以前、テレビ番組でつり革の耐荷重を調べる実験を見たのを思い出しました。

その実験では、つり革が380kgまで耐えていたと記憶しています。

「総務省 平成24年 国民健康・栄養調査」において、体重の平均が一番重い40~49歳の男性で70.5kgなので、つり革の安全率が、5以上で設計されていることがわかります。

また、つり革の形も多種多様です。円形やおにぎり形、五角形や最近話題の「ハート形のつり革」もありますね。静岡県を走る伊豆箱根鉄道が始まりとされています。関西圏ですと「近江鉄道」や「叡山電鉄」で目にすることができるそうです。

ものづくりは、安全な製品を使用するのが当たり前ですが、その背景には、開発・設計・製作等といった苦労が結晶となり、世の中に製品が送られているのです。また、時には心和む製品として役に立つのがものづくりの醍醐味でもあります。

電車に乗る際には、是非つり革に注目してみてください。


2015年8月25日火曜日

学生達の強み作り 技能検定に挑戦! 普通旋盤作業2級

ご安全に!生産技術科です。

先日、当校において技能検定が実施されました。






学生達は、日頃の実習成果を発揮する機会となりました。

この日のために、夏休みを返上して練習に励む学生もおり、努力が実ることを祈っています。

がんばれ!学生諸君!!

2015年8月22日土曜日

ものづくり小話 その14 電車はなぜ「ガタン・ゴトン」と音がするのか?

ご安全に! 生産技術科です。

今回は、鉄道(線路)についてのお話です。

在来線に乗っていると、電車が「ガタン・ゴトン」と揺れながら音がしますよね。

これは、線路の継ぎ目に隙間があるというのはご存じの通りです。


なぜ隙間を設けているのでしょうか?

物体は、熱によって膨張・収縮します。多くの物質は、温度が上がると膨張します。中には、温度が上がると収縮する物質もあります。

線路の継ぎ目に隙間を設けているのは、線路が熱膨張によって伸びてしまうのです。

線路が隙間なく繋がれていると、線路の熱膨張を起こしたときに線路自体が押し合って曲がったりしてしまいます。

そのため、隙間を設けているのですね。

ちなみに、1メートルの鉄が1℃上がるとどれくらい伸びると思いますか?

答えは、約0.0117mm(11.7μm)伸びます。季節によって温度差が数十℃あると、かなり伸びたり縮んだりするわけですね。

新幹線は、「ガタン・ゴトン」と音がしないですね。線路の種類が違うためです。興味のある方は、「ロングレール」を調べると新たな発見がありますよ。

2015年8月21日金曜日

学生に提示する教材探し!

本日は、岩手県よりお届けします。

岩手県立産業技術短期大学校において、実践教育訓練研究発表会が開催されています。

各種作成した教材や指導法、総合制作実習取り組み等について、情報交換を行っています。

本日は、技能五輪旋盤職種に参加された方より、技能検定3級課題を解説しながら安全と作業効率を重点的に実演していただきました。高校生たちが真剣にメモをとる姿が印象的でした。当校の学生にも見せたかったです。



また、多くの企業様の展示会も開催されています。掲載のご許可を頂けた一部をご紹介します。

全国の教育機関やFabLabで導入されているレーザー加工機がありました。多種多様な製品例をご提示いただきました。



また、卓上射出成型機もありました。手動で樹脂を成形し、熱可塑性樹脂を用います。3Dプリンタで余ったラインやプラモデルのランナーを細かくしたものでも成形できるそうです。また、金型は、3Dプリンタで製作して用いることができるそうです。


いろいろな地域の職業訓練施設で展開している実習課題などの教材や情報もいただけました。当校の学生にいち早く提示したいところです。特に、1年生たちは、安全衛生工学を楽しみにしていただけたらと思います。

2015年8月13日木曜日

修了生達の元気な声・・・

先日、この春に当校を巣立った修了生達より連絡があり、その中の1名がお盆休みに顔を出してくれるとのことでした。このような連絡が、指導員をしていてうれしいひと時となります。

修了生の成長した顔を久々に確認できる本日、残念が連絡が・・・。

先ほど、「所用により行けなくなりました」との連絡が入りました(泣)。

首を長くして待っていたので、残念でなりません。

また、次の機会に顔を見せてくださいね。

2015年8月7日金曜日

夏本番@舞鶴 今日も強み作りに励む学生

今年の夏は、例年に比べて非常に暑いですね。

昨日は、舞鶴近辺で雷雨になっていたようです。また、珍しい雲も発生していました。
 

写真中央の左側に見える雲の底からこぶ状の雲が垂れ下がっている雲です。
 
アメリカでは、この雲が上空の低い所に発生すると竜巻の前兆として警戒されているようです。

 
さて、暑い季節ではありますが、本日も、朝から技能検定の練習に励む学生がおります。
 
この努力が報われることを祈っていますよ。


ものづくり小話 その13 旋盤加工における「バイト」、「トンボ」、「ヘール」の由来

ご安全に!生産技術科です。

旋盤加工時に学生から受けた質問を解説します。諸説がありますので、あくまでも一説としてご覧ください。

質問①:旋盤で使用される刃物は、なぜ「バイト」と呼ばれるのですか?


→旋盤は、1797年にヘンリー・モーズリー(英)がねじ切り盤を製作し、現在の旋盤の原型になったと言われています。この時、使用していた刃物の材質は、現在のようなハイス・超硬・サーメット等といったものはなく、刃物の材質で試行錯誤していた時代であったようです。そこで、石切り場で使用されている鑿(のみ)が適しているということになり、使用されていたようです。この工具をドイツ語で「beitel」と言い、現在に至っているのでは?という説があります。そのほかにも、英語で「bite(噛む、切り込む)」からきているという説もあります。


質問②:工作物を固定して片側を円筒加工した後に、もう片側を加工するために工作物を反転して固定することを「トンボ」といいますが、昆虫の「蜻蛉」と関係があるのですか?


→蜻蛉は、空中で進行方向を逆向きにすばやく変えることがありますね。この向きを変える蜻蛉の様子と材料の向きを変えることが似ているということで「トンボ」と呼ばれるようになったとの説があります。「トンボ」という言葉は、旋盤用語以外でも印刷業界やクレーン業界、お祭りで担ぐ神輿の担ぎ棒である親棒とりん木をつなぐ横棒も「トンボ」と呼びますね。

昆虫界で考えてみると、「蜻蛉」は「蝶」に並んでよく使われていますね。「蝶」もボルト・ナットやファスナー等で名称が使われています。

質問③:ねじ切りバイトなどで使用されるヘールバイトは、刃先の負荷を調整するために刃先とシャンクの間に逆さU字の構造になっていますが、このヘールの語源は何ですか?


→ヘールバイトを横から見るとU字の逆向きになっているため、丘のような形状ということで「HILL」から「ヘール」という言葉になったという説があります。


初めて機械加工を学ぶと多種多様な言葉がありますね。ひとつひとつ理解をしていきましょう。

今後もドシドシ質問をしてくださいね。

2015年8月6日木曜日

ものづくり小話 その12 旋盤加工における名前の由来

ご安全に!生産技術科です。

本日は、以前学生から受けた質問を挙げてみました。

旋盤加工時にこのような質問がありました。


質問①:旋盤で使用される刃物は、なぜ「バイト」と呼ばれるのですか?


質問②:工作物を固定して片側を加工した後に、もう片側を加工するために工作物を反転して固定することを「トンボ」といいますが、昆虫の「蜻蛉」と関係があるのですか?


質問③:ねじ切りバイトなどで使用されるヘールバイトは、刃先の負荷を調整するために刃先とシャンクの間に逆さU字の構造になっていますが、このヘールの語源は何ですか?


工具等に興味を持つことは、良いことですね。日頃から何気に使用している言葉について、初めて学ぶ学生にとっては気になるのでしょうね。

解説は、次号で・・・。

2015年8月5日水曜日

H27インターンシップ報告@生産技術科

先週、当科の学生がインターンシップに参加しました。

インターンシップ先は、「株式会社エナミ精機」様です。



組立作業など、いろいろな経験ができた有意義なインターンシップとなりました。

舞鶴市民新聞の「地元企業はおもしろい②」に(株)エナミ精機様が掲載されております。

こちらもどうぞご覧ください。

2015年8月4日火曜日

学生の強み作り 技能検定2級(普通旋盤作業)への挑戦!

当科の2年生の中には、技能検定2級に挑戦する学生がおります。

就職先で活躍するために、自分自身のスキルアップのために自己研鑽しております。

合格を目指してがんばろう!

くれぐれも安全第一で取り組んで下さいね。