2014年9月19日金曜日

3Dプリンタによる製図用教材をアップします!

今回は、実習教材についてのご報告です。

部品を工作機械で加工する場合には、製品の形状や寸法等が描かれた図面を基に仕上げて行きます。この図面の読み方・書き方は、ものづくりの基本となる要素です。当科では、1年次に座学・実習で製図の読み書きの決まりごとを学んでいます。

さて、以下の図を基に立体形状を思い描くことができますか?


こちらは、形状が3つあるのではなく、1つの形状を3つの方向から見た図になります。
形状を正面から見た「正面図」、真上から見た「平面図」、右側から見た「右側面図」によって形状を表していきます。これを投影図と呼んでいます。実線は形状を、破線は実際には見えていない隠れている形状を表しています。形状は、思い描けましたか?

正解は、こちらです。
この立体形状を表したものを等角図といいます。

矢印の方から見た図を正面図として描いています。
ちょっと難しいと感じた方もおられるかもしれませんが大丈夫です。
訓練を積めば、より理解度を向上することができます。

この基礎製図で用いられる練習問題を作ってみました!
また、初めて投影図を学ぶ上で、立体形状を手にしながら投影図や等角図の問題を解くことで理解度促進につながるのでは?ということで3Dプリンタで作成できる立体モデルのデータも作ってみました!


投影図・等角図の練習問題と解答



3Dプリンタ用モデル(STL形式)


 

3Dプリンタで製作したモデル


投影図用問題20問、等角図用問題10問を作ってみました。
近日、当校ホームページの生産技術科通信にてデータをアップいたします。

工業系の高校生や3Dプリンタをお持ちの教員の皆様にお使いいただけたら幸いです。

これからもこのような教材をアップしていきたいと考えています。お楽しみに!

H26.10.8に教材をアップしました。こちらよりお進みください。

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